※本記事はアフィリエイトリンクを含みます。紹介する商品のご購入により、当サイトが紹介料を受け取る場合があります。
最終更新日: 2026年07月24日
81万2,900円。ソニーの新型シネマカメラ「FX5」の価格を見て、まず頭に浮かんだのはその数字だった。既存のFX3・FX6という2機種の間に収まると思いきや、実際はどちらの価格も超えてきている。動画クリエイター向けCinema Lineの新モデルとして正式発表されたFX5は、実機を試したYouTuberのハンズオン動画でも「内部RAWなど魅力だけどクセあるぞこれは」と評されており、単純な上位互換とは言い切れない、悩ましい立ち位置の一台になっているようだ。
Sony FX5とは
FX5は、ソニーの動画専用シネマカメラシリーズ「Cinema Line」の新モデルで、正式名称はILME-FX5。静止画撮影機能を持たない、動画撮影に特化したボディだ。新開発の35mmフルサイズ積層型Exmor RSイメージセンサー(有効約1660万画素)と、AI処理ユニットを統合した映像エンジン「BIONZ XR2」を搭載しており、FXシリーズとして初めてオープンゲート撮影(アスペクト比3:2でのセンサー全域読み出し)に対応した。
最大の特徴は、16bitのシーンリニアRAWフォーマット「X-OCN」をカメラ内部だけで記録できる点だ。これまで外部レコーダーが必須だったRAW収録を、小型ボディ単体で完結できるようになったことで、グレーディング時の階調表現の自由度が大きく広がる。ラチチュード(記録できる明暗差の幅)はS-Log3撮影時でソニー社内測定15+ストップとされており、逆光や夜景のような明暗差が激しいシーンでも白飛び・黒つぶれを抑えつつ、編集段階で暗部を持ち上げてもノイズが乗りにくいという実利につながる。加えてFXシリーズとして初めてデュアルゲイン撮影に対応し、3つのベースISOを備えたことで、暗所での高感度性能も底上げされている。
基礎スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イメージセンサー | 35mmフルサイズ積層型Exmor RS CMOS(有効約1660万画素) |
| 映像エンジン | BIONZ XR2(AI処理ユニット統合) |
| 記録フォーマット | 16bit X-OCN内部収録(RAW)、5Kオープンゲート(3:2)、5K60p/4K120p |
| ラチチュード | S-Log3撮影時 15+ストップ(ソニー社内測定) |
| 価格 | 本体のみ 812,900円(税込)/XLRハンドルユニット同梱版 900,900円(税込) |
| 予約開始・発売日 | 2026年7月28日予約開始/2026年8月21日発売 |
より詳しい仕様はSony FX5公式サイトで確認できる。
FX3・FX6との違い
気になるのは、既存モデルであるFX3・FX6との住み分けだ。FX3は2021年発売ながら根強い人気を保っており、2026年時点でも実勢価格は50万円台と、発売から年数が経った今も高い評価を維持している。FX5はこのFX3より画素数・解像度で上回り、本体内RAW記録や5Kオープンゲート、3つ目のベースISOといった要素もFX3・FX6のどちらにも無い。単純に「FX3とFX6をつなぐ中間機」というより、両モデルのさらに上に新しい層ができた、と捉えたほうが実態に近いという見方が専門メディアでも示されている。本体内RAWと5Kオープンゲートを使い切れる制作環境であればFX5がはまるが、そこを使わないのであればFX3の完成度の高さも依然として魅力的な選択肢だろう。
YouTubeで話題に
レビュー・評判をチェック
発売前のため一般ユーザーによる長期使用レビューはまだ無いが、海外の映像専門メディアからはすでに高い評価が出ている。CineDは「ついにCinema Lineの名にふさわしいコンパクト機が来た」と評し、5KオープンゲートやトリプルベースISOをこのボディサイズに詰め込んだ点を高く評価している。DPReviewも「FX5は思い切った方向転換」と表現し、FX3からの正当進化ではなく独自路線を歩み始めたモデルだと分析している。一方で、実機を触った国内の紹介動画では「内部RAWなど魅力だけどクセあるぞこれは」という率直な感想も出ており、価格の高さも含めて万人向けとは言えない、玄人向けの一台という印象を受ける。
✅ こんな方におすすめ
- 本体内でX-OCN RAW収録まで完結させたい映像制作者
- 5Kオープンゲート撮影を活かしたリフレーミング編集をしたい人
- 暗所撮影の多い現場でデュアルゲイン・トリプルベースISOの恩恵を受けたい人
⚠️ こんな方には不向き
- RAW収録や5Kオープンゲートを使う予定が無い人(FX3で十分な可能性が高い)
- 初めてのシネマカメラとして予算を抑えたい人
- 静止画撮影も1台でこなしたい人(FX5は動画専用機)
価格をチェック
価格はソニー公式発表で本体のみ812,900円(税込)、XLRハンドルユニット同梱版が900,900円(税込)。予約開始は2026年7月28日、発売日は8月21日で、執筆時点ではまだ発売前のため通販サイトでの在庫は確認できていない。楽天市場の検索では、同名で流通しているのはL型プレートなどの周辺アクセサリのみで、本体の出品は見当たらなかった。発売後の価格・在庫状況は下記のリンクから確認してほしい。
💰 楽天市場で他の出品も見る
楽天市場で見る
発売後の価格・在庫状況はこちらでご確認ください
🛒 Amazonでチェックする
Sony FX5をAmazonで見る
発売後の取り扱い状況をチェック
まとめ
FX5は、FX3の後継でもFX6の廉価版でもない、Cinema Lineに新しく生まれた上位選択肢という印象だ。本体内RAWと5Kオープンゲートという武器を本当に使い切れるかどうかで、この81万円という価格への納得感は大きく変わってくるだろう。発売は8月21日。実際の作例やユーザーレビューが出そろうタイミングで、改めてFX3との住み分けを見極めたい一台だ。
本記事はYouTube上で紹介された内容をもとに作成した参考情報です。価格・在庫状況は変動するため、購入前に必ず販売ページで最新情報をご確認ください。




